2007-01-01から1年間の記事一覧

登美彦氏、締切次郎を倒す。

さきほど森見登美彦氏は2007年最後の締切次郎をやっつけた。 多少、無理があったけれども、ともかくやっつけた。 「おめでとう。おめでとう。俺よ、おめでとう」 登美彦氏はそんなことを言っている。 でもまだこまごまとした用事が残っているのだ。

 登美彦氏、たたかう。

森見登美彦氏は締切次郎と、くんずほぐれつ。 「こいつめ!こいつめ!」 常日頃は温厚な登美彦氏が、締切次郎をポカポカ叩く。 バイオレンスまたバイオレンス。 「いぢめないで!いぢめないで!」 締切次郎はうめく。 二人はさんざん戦ったすえ、いったん休…

登美彦氏、最後の一つを残す。

本日をもって、二○○七年の締切次郎は、残すところあと一人となった。 その締切次郎が駆逐されるのは十二月十八日深夜の予定である。 十二月十九日である可能性も否定できない。 十二月二十日になる危険性もある。 十二月二十一日になる可能性はない。それで…

登美彦氏、高貴な玉子を追い回す。

森見登美彦氏も、たまには自炊をするのである。 登美彦氏が好きな食べ物として広く知られているものに、ベーコンエッグがある。朝食にベーコンエッグがあれば、たいてい登美彦氏は満足する。登美彦氏の未来のお嫁さんは、この事実を手の甲にマジックペンで書…

登美彦氏、予行演習する。

なんだかつい先日予行演習したばかりだと思ったが、 ともかく登美彦氏は、きたるべき日にそなえた。

登美彦氏、師走の到来を告げる。

登美彦氏は拳を固く握り、叫んだ。 「諸君!師走だ!」 今年も残すところあと〆切3つである。 森見登美彦氏の近況を報告しなければいけない、しなければいけない、と考えているけれども、登美彦氏があまりにもめまぐるしく動き回るので近況を書くことも困難…

「小説宝石」 12月号

美女と竹林 「登美彦氏の夏'07」 二○○七年の春から夏にかけて、登美彦氏はもみくちゃにされていた。 もみくちゃにされながら登美彦氏は、二十八年前、とりあえず居心地のいい<暗い部屋>から、この世へ引っ張り出されたばかりの頃のことを思い出した。 「当…

「野性時代」 12月号

ペンギン・ハイウェイ(連載開始) 早寝早起きがぼくのスタイルだ。 ぼくはたいへん頭脳を使う生活をしているから、夜はすぐに眠くなる。妹よりも早く布団に入ってしまうぐらいである。だから夜ふかしができないかわりに、朝起きるのは得意だ。目覚まし時計…

「asta*」 12月号

恋文の技術 第七話「恋文反面教師・森見登美彦先生へ」 十月十一日 実験ノートとエントリーシートを書く日々です。こんにちは。 国立近代美術館、楽しかったようで何よりです。たまには文化的な生活もいいでしょう?私も研究室の仲間たちと出掛けたことがあ…

登美彦氏、現代の本を読む(断続的シリーズ)

 「パピルス」(幻冬舎) 15号

■有頂天家族 第二部 「二代目の帰朝」 洛中でうごうごする狸たる私に、散りゆく桜の淋しさを杯盤狼藉で紛らわす人間たちを嗤う資格はない。花吹雪の下で浮かれる人間に交じって、狸もまた浮かれるからである。一寸の虫にも五分の魂、たとえ毛深い狸といえど…

登美彦氏、走りだす。

登美彦氏はまだ完全回復とまではいっていない模様だが、とりあえずいろいろな用事を片づけるべく、走りだした。 まずは木曜の夜まで頑張って走るという。 しかし、自分がなぜ走っているのか登美彦氏には分からない。 誰にも分からない。 神様でなくちゃ分か…

「野性時代」 11月号

最愛の一冊と至福の読書空間 森見登美彦氏が最愛の一冊と至福の読書空間について短い文章を書いている。

「小説宝石」 11月号

美女と竹林 「孟宗竹分解法講義」 皆さん、こんにちは。森見登美彦と申します。 これから語ることは、多くの人にとって実益のないことですが、私はかつて裏山の和尚さんに「基本的に実益のないことしか語ることができない呪い」を掛けられていますから、諦め…

「小説すばる」 11月号

ヨイヤマ万華鏡 「宵山劇場」 遅れて来た女は、小長井の姿に気づいて、「アッ!」と言った。 「お前か!」と小長井は呻いた。 山田川敦子は、前年の学園祭におけるゲリラ演劇プロジェクト「偏屈王」の豪腕美術監督であり、あらゆる制止を振り切って、工学部…

 登美彦氏、復活する。

森見登美彦氏は「死んでいるのではないか?」と両親に心配をかけたりしながら、栄養をたっぷり取り、睡眠をたっぷり取り、順調に回復している模様。 しかしもろもろの予定はさらに悪化している模様。

登美彦氏、発熱する。

軟弱者の森見登美彦氏は、本日朝あたりより体調を崩し、現在自宅の布団内部にて、つかうあてのない熱量を着々とこの世へ生み出している。〆切が続くと、ときどきこういうことになるのだ。 登美彦氏は呟く。 「或る意味、陸の孤島だ!」 何かと懸念される編集…

登美彦氏、有頂天サイン会の想い出にひたる。

何度やっても慣れなくて、むしろ気が進まないのだが、登美彦氏は東京のサイン会へ出かけた。 登美彦氏はサイン会の直前になると逃げ出したくなるのだが、担当編集者の小玉さんがそのきらきらする純真な小狸のごとき瞳を潤ませる羽目になったら可哀想だと思っ…

登美彦氏、陸の孤島へ行きたがる。

以前にも一度書いたことだが― 「忙しい、忙しい」と忙しがっている人間ほど、実は大して忙しくない。 黙って手を動かす人ほど着実に多くの用事を片づけているものだ。 そういうことがある。 それゆえに、「忙しい」と呟いてばかりいる登美彦氏は忙しくないは…

登美彦氏、抗議する。

この項目は削除しました。 当日誌の執筆者はこの項目を読み返し、基本的に愉快であることを目指す当ブログに、登美彦氏個人の鬱憤晴らしのためのような記事を載せるべきではなかったと反省した。たしかに、これはみっともないことであった。登美彦氏の不愉快…

登美彦氏、告白する。

今日はたいへん涼しい一日であった。 登美彦氏は最近、あれこれとこづき回されるように忙しかったので、本日は部屋でユックリしようと考えた。 それでも基本的には机に向かうのが登美彦氏の偉いところだ。 あんまり偉いと思ってくれている人がいないようだが…

「YomYom」 4号

特集「ブンガク散歩に出よう」 「登美彦氏、京都をやや文学的にさまよう」 そこで登美彦氏は、学生時代、五年に亘って苦楽をともにした戦友と、西田幾多郎『善の研究』を読もうと企てたことを思い出した。彼らは京都に世話になっているから、せめて恩返しし…

登美彦氏、サイン会へ出かける。

サイン会の詳細が決まったので、ここに発表する。 『有頂天家族』発刊記念サイン会 場所 リブロ池袋本店 日時 10月14日(日)14:00〜 定員 100名(要整理券) お問い合わせ 03-5949-2910(代表) 登美彦氏は以下のように述べている。 「前回よりも少し人数が…

 登美彦氏、サイン会に赴く予定(十月上旬)

いろいろ調整中であり、サイン会についてのお知らせが遅れております。 今しばし、お待ちください。

「小説宝石」 10月号

美女と竹林 第十回「竹林へ立ち向かう四人の男」 締切次郎の襲来、予想外のオメデタ、自己管理能力の欠如によって、森見登美彦氏の竹林伐採事業は暗礁に乗り上げていた。名誉は大文字山の斜面を転げ落ちるように失墜、森見Bamboo社設立の夢は遠のく。たび重…

 『有頂天家族』(幻冬舎)

毛深い子、生まれました。 9月27日頃から書店に並ぶ模様。 出版にともない、東京あるいは京都にてサイン会が行われるというが、詳細はまだ分からない。 判明次第、告知する。 毛深い狸たち、京都上空を飛行する天狗たち、天狗を足蹴にする半天狗、狸を食…

登美彦氏、驚く。

森見登美彦氏がふと「うぃきぺでぃあ」を見ると、もう記述が変わっていたので驚いた。 「どなたか存じませんが、かたじけないかたじけない」 と登美彦氏は言っている。

登美彦氏、うぃきぺでぃあを読む

森見登美彦氏はうぃきぺでぃあというものを読む。 自分の項目が立てられていて、自分のやってきたことが細かく書かれていることに驚いたが、以下の記述がへんな気がした。 (本上まなみさんが)森見の多くの作品におけるキーパーソン「黒髪の乙女」のモデル…

登美彦氏、祝杯をあげる

学生時代、登美彦氏とともに大文字で肉を焼き、真夏に自転車で琵琶湖を一周して死にかけ、哲学の道で『善の研究』を読もうとして挫折し、地主神社で「恋が実る」石を手探りしておうおう泣いた戦友があった。 名を明石氏という。 登美彦氏が大学で学んだこと…