【よみうり読書サロン】配信スタート

二月二十三日に京都において開催されたイベント(よみうり読書サロン)の模様がオンデマンド配信されております。 ご興味のある方はぜひどうぞ。 passmarket.yahoo.co.jp

『シャーロック・ホームズの凱旋』(中央公論新社)

森見登美彦氏の最新作『シャーロック・ホームズの凱旋』が一月二十二日に発売された。幸いなことに「発売日重版」ということになったが、これもひとえにシャーロック・ホームズという不滅のキャラクターのおかげであろう。 「森見登美彦のシャーロック・ホー…

万城目学氏、直木賞を受賞する

昨年、十二月二十一日のことである。 森見登美彦氏は、万城目学氏と、ヨーロッパ企画の上田誠氏との忘年会に参加した。年末の京都に清らかなおっさんたちが集う忘年会も、すでに六回目を数える。 「六回目といえば」 ということで、万城目氏が新作『八月の御…

森見登美彦氏インタビュー

「2050 MAGAZINE」にて、森見登美彦氏がインタビューを受けております。創作について、京都について、鴨川について等々。この取材を鴨川で受けているとき、アニメ「明石さん」そっくりの人に出会ってビックリしたのである。 よろしくお願いいたします。 doyo…

エッセイと超短編

気がつけば、この日誌を更新することもなく、ほとんど丸一年がすぎた。 その間、森見登美彦氏はいつものように執筆に難渋し、巨大な暗礁に乗り上げていた。あまりに難渋するので、「もうずっとこの暗礁に住みついてやろうか!」と捨て鉢なことを思っていたが…

イベント参加のお知らせ

『熱帯』を書いたときのお世話になった、国立民族学博物館の西尾哲夫教授に誘われて、次のようなイベントに登壇します。 2023年3月25日。 詳しくは下記サイトをご参照ください。 www.nihu.jp

森見登美彦氏インタビュー

森見登美彦氏が留学生の皆さんからインタビューを受けております。 下記のサイトにて! www.studykyoto.jp

映画「四畳半タイムマシンブルース」公開中!

www.youtube.com 現在、映画「四畳半タイムマシンブルース」が公開中である。 (ディズニープラスでは第四話まで配信中) すでに本作をご覧になった方は、 「明石さんがステキすぎる」 という事実に気づかれたことと思う。 もはや原作者でさえ恋に落ちるレベ…

森見登美彦氏、ヨーロッパ企画の生配信に登場する

アニメ「四畳半タイムマシンブルース」の配信開始、および劇場公開(9月30日より)を記念して、ヨーロッパ企画の上田誠氏と語り合う予定。 今夜10時スタートであります。 www.youtube.com

アニメ「四畳半タイムマシンブルース」配信開始、劇場公開版・入場者プレゼントについて

昨日からディズニープラスにおいて、アニメ「四畳半タイムマシンブルース」の配信が始まった。毎週1話ずつ配信され、全5話+配信限定エピソード1話の予定。 今月末から劇場公開も始まる。劇場公開版は、ようするに配信版の5話をくっつけてひとつにしたも…

「四畳半タイムマシンブルース」特別上映会in京都

気がつけば九月になっている。 映画「四畳半タイムマシンブルース」の公開まで一ヶ月を切った。 というわけで、きたる九月十八日、京都にて特別上映イベントが開催される。上映後の舞台挨拶には森見登美彦氏もニョロリと現れるはず。 詳細は公式サイトにて、…

「学研都市の思い出」(国立国会図書館月報)

ずっと昔、森見登美彦氏は「国立国会図書館」というところに勤めていた。はじめの四年は関西館、残りの一年半は東京本館である。 ところで国会図書館の関西館は、「学研都市」という場所にある。 じつは国会図書館に就職するよりもずっと以前から、森見登美…

8月11日・12日は「四畳半タイムマシンブルースの日」

さて、諸君。 8月11日と12日は、『四畳半タイムマシンブルース』で下鴨幽水荘へタイムマシンが現れた日である。というわけで、まだお読みでない方は、ぜひともこの機会にお読みいただければ幸いである。 作中に登場する「下鴨納涼古本まつり」も始まり…

『四畳半タイムマシンブルース』(角川文庫)6月10日発売

『四畳半タイムマシンブルース』が小型化される。 中村祐介氏による新しいイラストに飾られた文庫版の佇まいは、単行本版とはまた違う楽しさ&爽やかさである。 見本を受け取るや、森見登美彦氏の内なる商魂が、 「こいつは売れるで……!」 と、力強く言った…

森見登美彦氏、新年を迎える。

謹賀新年 新年というのはいいものである。 なんだか身の引き締まるような感じがする。 さっぱりと生まれ変わったような気分で、 「今年こそは〇〇を成し遂げる!」 と決意したくなる。 身も蓋もないことを言うと、昨年できなかったことが今年ならできると考…

『熱帯』(文春文庫) 9月1日発売

はやいもので単行本の『熱帯』が出版されてから千夜が経つ。 というわけで『熱帯』が小型化される。 いつも登美彦氏の言っていることだが、「大きなものと小さなものを揃えるのは紳士淑女のたしなみである」。田中達也氏による美しいカバーが(小さくなって…

8月12日はタイムマシンの日。

『四畳半タイムマシンブルース』刊行から早くも一年が過ぎた。 納涼古本まつりも昨日から始まった。 というわけで、8月12日はタイムマシンの日である。 www3.nhk.or.jp

長尾真さんとの思い出

www.kyoto-u.ac.jp 森見登美彦氏は大学院に在学中の2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューしたが、その年まで京都大学の総長だったのが長尾真氏である。といっても、四畳半アパートでモゾモゾしている腐れ大学生が総長と顔を…

超短編・大どんでん返し「新釈『蜘蛛の糸』」

www.shogakukan.co.jp 小学館の文芸誌「STORY BOX」6月号(5月20日発売)に、「大どんでん返しspecial」第一回として、森見登美彦氏の超短編「新釈『蜘蛛の糸』」が掲載されている。芥川龍之介の有名な短編小説「蜘蛛の糸」を一度グイッと裏返し、さらにもう…

舞台「夜は短し歩けよ乙女」特別番組

www.yoruhamijikashi.jp 昨日、舞台「夜は短し歩けよ乙女」に向けた特別番組がフジテレビにて放映されましたが、その完全版がyoutubeにもアップされました。【冬】では、森見登美彦氏が進々堂にて、中村壱太郎氏・上田誠氏と鼎談しております。 www.youtube.…

「夜は短し歩けよ乙女」舞台化される。

www.yoruhamijikashi.jp 「夜は短し歩けよ乙女」が舞台化される。 脚本と演出を手がけるのは劇団ヨーロッパ企画の上田誠氏である。 上田誠氏にはこれまで、TVアニメ「四畳半神話大系」、劇場版アニメ「夜は短し歩けよ乙女」と「ペンギン・ハイウェイ」といっ…

森見登美彦氏、清風荘でアレコレ語る(動画公開)。

第77回京都大学未来フォーラムの動画が、京都大学のYoutube公式チャンネルにて一般公開された(全三回)。昨年、森見登美彦氏が京都大学の藤原辰史氏とアレコレ語り合ったものである。収録日がちょうど快晴だったこともあり、西園寺公望の私邸として建てられ…

「STORY FOR YOU」(講談社)

講談社から「Story for you」という本が発売される。 62人の作者が書いた掌編を集めたもの。すべて短い物語なので、お風呂で読んだり、寝る前に布団で読んだりするのに最適であろう。森見登美彦氏の書いた掌編「花火」も収録されている。 よろしくお願いしま…

森見登美彦氏、京都市芸術新人賞をもらう

森見登美彦氏は「京都市芸術新人賞」をもらうことになった。 京都市芸術新人賞については下記をごらんください。 https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000279484.html 「京都市では,本市出身者又は本市内において活発な文化芸術活動を行い,全国的に…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 そして本日、森見登美彦氏は四十二歳になった。 誰だって生きているかぎり歳はとっていくし、「四十にして惑いまくり」というのも現代ではお馴染みの感慨で、登美彦氏が四十二歳になったからといって、世間としてはどうで…

柿村将彦『隣のずこずこ』(新潮文庫)

日本ファンタジーノベル大賞2017の受賞作、『隣のずこずこ』が文庫化される。 森見登美彦氏も出身者であるところの日本ファンタジーノベル大賞がいったん中断され、嬉しくも復活した第一回目の受賞作である。恩田陸氏、萩尾望都氏、登美彦氏という面々でのぞ…

森見登美彦氏、清風荘へ行く

本日から、このようなものがオンデマンド配信されている。 かつて大学生であった昔、森見登美彦氏は出町柳駅と百万遍の間を数え切れないほど行き来した。当時「ここはどういう土地なのだろう?」と怪訝に思いながら通りすぎていた塀の向こうには、清風荘とい…

『化け物心中』(KADOKAWA)

化け者心中 作者:蝉谷 めぐ実 発売日: 2020/10/30 メディア: 単行本 冲方丁氏、辻村深月氏といっしょに森見登美彦氏が選考委員をつとめている、野生時代新人賞の受賞作である。発売日は十月三十日。登美彦氏は帯にコメントを書くように依頼されたのだが、こ…

『ほんのよもやま話』と『この本を盗む者は』

ほんのよもやま話 作家対談集 発売日: 2020/09/30 メディア: 単行本 ところで、こんな本が出てヲリマス。 畑野智美さんと森見登美彦氏の対談が収録されている。それにしても、どうして登美彦氏はなんの脈絡もなく藤枝静男の『田紳有楽』を畑野さんに押しつけ…

森見登美彦氏、ファンタジーについて語る。

熱帯 作者:登美彦, 森見 発売日: 2018/11/16 メディア: 単行本 ガラン版 千一夜物語(1) 発売日: 2019/07/19 メディア: 単行本 十一月、森見登美彦氏は、国立民族学博物館の西尾哲夫教授とファンタジーについて語るらしい。西尾先生には一昨年の『熱帯』以来…