2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

登美彦氏、いろいろなものを受け取る

森見登美彦氏は日々、いろいろなものを受け取る。 賞賛を受け取る。 批判を受け取る。 期待を受け取る。 雑誌を受け取る。 著書を受け取る。 愛を受け取る。受け取りそこねる。 登美彦氏は大きなベーコンのかたまりを受け取った。 登美彦氏は部屋に置かれた…

登美彦氏の愛娘、本屋さん大賞の候補となる。

森見登美彦氏は女性について勉強するために、anan(2007.1.24)の「いまどき男子を手玉にとるための色気の黄金比、習得レッスン」を読み耽っていた。 そうして、ふむふむと頷きながら「なるほどな!」と呟いた。 「こんな戦略で来られたら、道ばたの電信柱にで…

「小説宝石」2月号(1月21日発売)

美女と竹林 「ケーキと竹林」 妄想作家森見登美彦氏は、作家として行き詰まった場合の布石として「多角的経営」を志し、竹林経営へ進出してみることにした。十月のある晴れた竹林日和、登美彦氏は洛西の竹林へ分け入ってみたが、荒れて薄暗い竹藪をうろつく…

登美彦氏、原稿を送る

森見登美彦氏の少々の手違いのため、〆切が玉突き事故を起こしている。 それでもなお、登美彦氏は原稿を送り続ける。 「大人たちは妄想を捨てろ捨てろというが―」 登美彦氏はふんふん歌いながら原稿を送る。「俺はいやなのさ!」 しかし書くそばから原稿がど…

登美彦氏、我が子たちの健闘を讃える

森見登美彦氏が目に入れても痛くないほど可愛がっている愛娘は下である。 森見登美彦氏が我が息子ながら一目置いている秀才の三男が下である。 森見登美彦氏にさんざん手を焼かせた荒くれ者の次男が下である。 そして森見登美彦氏本人ですら正体の掴めない長…

登美彦氏、餅を食う

森見登美彦氏は朝ご飯に、職場の同僚からもらった餅を喰うことにした。 なぜ朝から登美彦氏が悠々と餅を焼かねばならなかったかというと、「黴が生える寸前」と言われたからである。 「出勤前の忙しい時間に悠々と餅を焼く男。この優雅さを御覧じろ!」 登美…

登美彦氏、罠にはまる

森見登美彦氏は編集者の人々との待ちあわせ場所へ赴いたが、なんだか大勢がやってきていて、物々しい雰囲気であった。登美彦氏はいささか驚いた。 お寿司を食べながら、彼らは色々と悪だくみをした。 悪だくみであるから、詳細をここに報じることはできない…

 登美彦氏、現代の本を読む(その一)

登美彦氏はさっそく二○○七年の目標を果たすべく、下の本を読んだ。 「とりあえずはマンガから行こう!」 わにとかげぎす(2) (ヤンマガKCスペシャル)作者: 古谷実出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/28メディア: コミック購入: 2人 クリック: 25回この商…

 「文藝」 春号 「恩田陸へのQ&A」

森見登美彦氏が恩田陸氏へ、なんだか妙なテンションで質問を発している模様。

 登美彦氏、もちぐまに年始の挨拶をする

たいへん遅れたが、森見登美彦氏はもちぐまたちに招集をかけ、二○○七年を迎えるにあたっての挨拶をした。登美彦氏は二○○七年の三大目標として、現代の本もできるだけ読んでみる、〆切をできるだけ守る、できるだけ喰う寝るぐうたらする、を挙げた。 ようする…