2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
とくに理由はないけれども森見登美彦氏は一人でぶらりと店に入った。 そして本を読みながら鮹のペペロンチーノを食べ、麦酒を飲んだ。 登美彦氏は酒に弱いので、一人で外で麦酒を飲んだりするのは初めてのことである。 麦酒の泡がクリームのように柔らかく、…
「思い出の映画」 オーストラリア映画(1988年) アレックス・プロヤス監督 「スピリッツ・オブ・ジ・エア」 について、登美彦氏が文章を書いている。
美女と竹林 第四回「机上の竹林」 阪急電車で四条へ戻ると、紅葉目当ての観光客が雨で行き場を失って街へ流れこんだらしく、たいへんな混雑である。 錦市場の人気ぶりときたらもうお話にならない。 彼らは喫茶店を探してうろつきながら寿司詰め状態の錦を抜…
せっかくのお休みであったが、森見登美彦氏は働き者なので、朝八時の新幹線でまたぶらっと東京へ出かけた。朝早い新幹線は空いていて快適である。登美彦氏はぐうぐう寝た。 つい数日前とまったく同じ手順を踏んで、登美彦氏は綿撫さんに連れられて祥伝社へ連…
華麗なサインを書きすぎて疲れた腕を念入りに休めるために寝過ごした登美彦氏は、文豪の愛した朝ご飯を食べるのを忘れ、ついに文豪らしさをまったく演じることなくチェックアウトすることになった。 ふがふがとあくびをしながら登美彦氏がロビーへ降りていく…
朝のリレー。 編集者の綿撫さんの御母堂が目を覚まして電話をかけると綿撫さんが目を覚まし、綿撫さんが電話をかけると森見登美彦氏が目を覚ました。 「森見さん、今すぐ東京へ来てちょうだい!おにぎりあげますから!」 そう言われたので登美彦氏は東京へ出…
森見登美彦氏は関係者にもらした。 「どうもな。一部にそう言う人がいるのだけれども、モリミーというのはどうかと思うのだ。いや、ほんまに。格好をつけているわけではなく」 特集 「森見登美彦の歩き方」 内容はこんな風になっているという(筆者もまだ見…
森見登美彦氏の新居はいまだに片づかないが、本日ついに注文していた机が二つ届き、なんとか書斎としての体を整え始めた。明日は本棚が届くという。しかし三月にはサイン会などがあるため、登美彦氏の新居がきちんと機能し始めるのはおそらく三月後半と予想…
引っ越した部屋が片づかないので集中できず、さらに文章に悩み、時間はなく、睡眠不足でふにゃふにゃとなり、取材を受け、編集者の人と会い、ようやく眠れると思ったら目がさえて眠れなくなったので、登美彦氏はうぬうぬうめいて段ボールの隙間をうごうごし…
近日誕生、第四男。 彼の誕生を祝して、登美彦氏は重い腰を上げてお出かけする模様。 筆者が入手した情報は以下の通りである。 『新釈 走れメロス 他四篇』発売記念サイン会 平成19年3月18日(日) 14時〜16時 紀伊國屋書店新宿本店にて。 *要整理…
「三月の登美彦氏」は、「二月の登美彦氏」が京都を去るというので、京都駅まで見送りに出かけた。 二月の登美彦氏はたいへん多忙であった。 氏は祥伝社から間もなく刊行される『新釈走れメロス』の準備をし、野性時代4月号のために新境地短編小説を書き、…