2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

登美彦氏、ぽーにょぽにょを鎮める。

森見登美彦氏は執筆に行き詰まったので、戦友とともに「崖の上のポニョ」を見に行った。 登美彦氏の感想は以下の通りである。 「怖い!怖いよ!」 登美彦氏個人の問題である可能性は否定できないが、彼は「崖の上のポニョ」を見ている間、とくに後半(※嵐が…

登美彦氏、妹を苦しめる。

森見登美彦氏が久々に実家へ戻って四六時中「ぽーにょぽーにょぽにょ」と歌っていたために、彼の妹は「ぽーにょぽーにょぽにょ」が耳について離れなくなり、兄を深く恨んだ。 信頼すべき情報筋(万城目学氏書簡)によると、万城目氏も同じ困難を味わっている…

登美彦氏、晩ご飯を食べる第二部

森見登美彦氏は「ぽーにょぽーにょぽにょ」と心の中で歌いながら、宵山の喧噪を抜けていく。 編集者が一緒なので、声に出して歌ったりはしないのである。 ちなみに登美彦氏は遊んでいるわけではなかった。 小説を書くために取材をしているのである。 取材を…

登美彦氏、晩ご飯を食べる。

森見登美彦氏は「ぽーにょぽーにょぽにょ」と歌いながら夜の烏丸通を歩く。 「どうしてもあの歌が耳をはなれない。誰かなんとかしておくれ!」 登美彦氏の今日の晩餐は以下の通りである。 ・生ビール ・地鶏焼き鳥 ・たこ焼き ・焼きそば 「焼きものしかない…

「asta*」 8月号

恋文の技術 第十一話「大文字山への招待状」 十一月五日(森見登美彦より守田香織宛て) 拝啓 日に日に秋の深まる候、いかがお過ごしでしょうか。 小生はたいてい机の前でふくれております。 先日、『きつねのはなし』という本ができ上がりました。 書店で見…

 登美彦氏、口走る。

森見登美彦氏は、竹熊健太郎氏の名著『篦棒な人々』を読んで以来、「篦棒」という言葉が気になってしかたがないという。 ヘンテコな言葉である。 辞書を調べると、「便乱坊」という妙な言葉まで出てくるのである。 なによりも語感がスバラシイというのが登美…

登美彦氏、また驚く。

森見登美彦氏はウィキペディアの項目が訂正されているのを見て驚いた。 「はや!」 「どなたか知らないが、ありがたいありがたい」 登美彦氏は言っている。

登美彦氏、否定する。

おおかたの読者の予想通りにナルシストな一面もある森見登美彦氏は、ウィキペディアで自分の項目を眺めて悦に入っていたのであるが、『夜は短し歩けよ乙女』の項目に「アニメ化が決定している」と書いてあるのを見て驚いた。 「決定してないよー。そもそも、…

登美彦氏、現代の本を読む。

森見登美彦氏は途中で読むのを止めることができなかったという。