2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

登美彦氏、流儀に反することをする。

森見登美彦氏は、トップでもなく、ましてや走っているわけでもない。 にもかかわらず、NHKの「トップランナー」に出かけていくことを、一部関係者に明かした。 トップランナーではスタジオ観覧者を募集しているという。 だがしかし、わざわざ登美彦氏を眺…

登美彦氏、手拭いをぶらさげて選挙へ出かける

森見登美彦氏は権利を行使するために、投票所へ行くことにした。 登美彦氏は、最近になって唐突に手拭いに「開眼」したため、珈琲豆の模様の入った黄土色の手拭いをひらひらとぶら下げている。 銭湯へ行くのではない。 選挙へ行くのである。 けれども登美彦…

登美彦氏、発見をする。

森見登美彦氏の部屋は、「毛深い子」執筆、その他もろもろのドタバタのために、ほとんど機能を失っていた。 机のうえには本やFAX用紙やメモ帳が散乱し、台所には汚れた皿が積み上がり、洗濯物は溢れ、床はまた足の踏み場がなかった。このままでは、やるべ…

 「野性時代」 8月号

森見登美彦氏が山本周五郎賞の授賞式のために東京へ出かけて、右往左往している様子が少しだけ載っている。

「小説すばる」 8月号

ヨイヤマ万華鏡 「狂言金魚」 掛川は「超金魚」を育てた男として名高い。 超金魚とは、なにか。 俺たちは奈良の出身だが、出身高校がある町は古くから金魚の養殖業が盛んで、父が住職をやっている寺のそばにも藻の浮いた養殖池が広がっていた。本堂の裏手に…

「小説新潮」 7月号

「蝸牛の角」 「街路樹の葉から滴り落ちた水一滴にも、全宇宙が含まれている」というお話であった。 京都にて無駄な日々を送る学生ならば誰もが奉じる「阿呆神」という神は何処におわすかという話が転がって、シュレディンガー方程式やら宇宙誕生やらインフ…

「asta*」 8月号

恋文の技術 第五話「孤高のマンドリニストへ」 今も銀行員のかたわら、マンドリン道を究めておられますか? 正直なところ、先輩のマンドリンの腕前はいまだに謎です。マンドリンを弾くより語っている方が長かったからです。マンドリンオーケストラを飛び出す…

「小説宝石」 8月号

美女と竹林 第八回「登美彦氏、外堀を埋めて美女と出逢う」 自分の作品が世の人に読んでもらえるようになるまでには、苦しい修行の日々を何年も過ごさなくてはならない。注目されることがなくても、うまく書けなくても、本にしてもらえなくても、へこたれず…

森見登美彦氏の仕事について報告するのをすっかり失念していた。 ここにまとめて報告する。 報告をすっかり忘れていた小説宝石6月号7月号の「美女と竹林」については、今となってはやむを得ない。

登美彦氏、和服を着る

先日のことだが、森見登美彦氏は和服を着て写真を撮られた。 本来、登美彦氏はあまりそういう自意識過剰な感じの演出は拒むところである。 「太陽が眩しかったから・・・」 登美彦氏は読んでもいないくせに、知ったかぶりでそんなことを言う。 ともかく、登…

登美彦氏、近況。

森見登美彦氏の近況を報告することを長い間失念していたので、どうやってこの記録を再開したものか分からない。 森見登美彦氏は山本周五郎賞を頂くためにしぶしぶ、凍るに狂うと書く「凍狂」(byうすた京介)へ乗り込み、角川書店にて秘密の打ち合わせをし、…