2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

登美彦氏、旅を渇望する。

森見登美彦氏はどこにも出かける余裕がないにもかかわらず、青春18切符を買っていないにもかかわらず、携帯用時刻表の8月号を買った。「これでいつでも旅に出ることができますぞ」と登美彦氏は言っているが、明らかに現実逃避である。いと哀れなることな…

登美彦氏、自家中毒になる。

森見登美彦氏は延々と「ゲラ刷り」というものを読み続けている。登美彦氏はゲラ刷りを読むことが苦手である。当然ながら、どこまでいっても変わり映えのしない、自分の書いた文章だ。だんだん腹が立ってくる。「いったいこの人はなんでこんなに延々と書いて…

登美彦氏、危機。

行き詰まった登美彦氏は「うおおおー」と心のうちで叫びながら自転車にまたがり、京都の街を疾走した。 青々とする夏の山を見上げながら、走りに走った。そうして喫茶店で食事をした。運動をして気分を転換し、少し落ち着いたので仕事に戻ろうとしたところ、…

「別冊文藝春秋」9月号

森見登美彦氏と万城目学氏の対談が載っている。 西国一の聞き上手として名高い万城目氏の術中にはまり、ちゃんと話すのは初めてのくせに登美彦氏がべらべらと喋っている。 まことに情けないことである。 登美彦氏は以下のように語っている。 「万城目氏から…

 「ダ・ヴィンチ」9月号

登美彦氏の特集が行われている。 登美彦氏の書きつづってきた恥ずかしい台詞がいろいろ並んでいる。 登美彦氏が毛深い第五男、すなわち『有頂天家族』について語っている。 登美彦氏のまったく信用できない年譜が掲載されている。 登美彦氏によるあまり観光…

登美彦氏、現代の本を読む。

登美彦氏はしきりに唸っている。 「おもしろい。でもグロい。しかし、これはおもしろい。恐い。グロテスクでない箇所が、とくに恐い」 [rakuten:book:11931311:image] *気持ちの悪い話がきらいな人は決して読んではいけない。危険である。 *カタルシスを求…