森見登美彦氏、読んではならぬ怪文書を読む。

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 たしかにこれは「怪文書」である。

 賢明なる読者諸氏はこんな胡散臭い文章を読んで時間を空費してはならない。この記事において仄めかされていることが真実か否か、そんなことは前野ひろみち氏の著作を自分で読めば容易に判断できよう。

 なお、前野ひろみち氏のinstagramは「さすが畳屋さん」というべし、ストイックで素敵なものである。そこに広がる畳宇宙を眺めていると、奈良の水田に吹きわたる初夏の風さえ感じられる。主題が「畳」であるだけに、元四畳半主義者の登美彦氏としても注目せざるを得ないのである。

 https://www.instagram.com/hiromichi_maeno/

満月と近鉄 (角川文庫)

満月と近鉄 (角川文庫)

 

前野ひろみち『満月と近鉄』(角川文庫)

満月と近鉄 (角川文庫)

満月と近鉄 (角川文庫)

 

  森見登美彦氏が「四畳半タイムマシンブルース」という畳ギャラクシーSFの連載を始めるのと時を同じくして、奈良の畳屋さん・前野ひろみち氏の伝説的短編集(『ランボー怒りの改新』)が、そのタイトルを『満月と近鉄』とあらためて角川文庫に入った。これも何かのご縁である。

 「佐伯さんと男子たち1993」「ランボー怒りの改新」「ナラビアン・ナイト 奈良漬け商人と鬼との物語」そして表題作「満月と近鉄」、いずれも奈良を舞台にしたバラエティのありすぎる四作から成る短編集であり、この文庫版には仁木英之氏の解説に加えて、前野ひろみち氏と登美彦氏の対談も収録されている。

 奈良を舞台にした小説といえば、万城目学氏の『鹿男あをによし』を思い浮かべる人もあるだろう。しかし登美彦氏はいささかのためらいもなく奈良の浪漫派・前野ひろみち氏の肩を持つ。奈良を愛する人近鉄電車を愛する人、べつにどちらでもない人、あなたも私も、みんな読むべき傑作である。 

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森見登美彦氏、生配信をする。

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 先日お知らせしたとおり、カドブンというところで「四畳半タイムマシンブルース」の連載が始まった。小説『四畳半神話大系』と舞台『サマータイムマシン・ブルース』を強引に融合させてしまおうという企画である。

 原案者の上田誠氏に「せっかくなのでお祝いをしましょう」と誘われた。というわけで、5月19日の夜22:00から二人でひっそりお祝いをする。

 お暇な方は「ヨーロッパ企画の生配信」を覗いてください。

www.europe-kikaku.com

『四畳半タイムマシンブルース』連載開始

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 うかうかしているうちに、

 『四畳半タイムマシンブルース』、

 本日からカドブンにおいて掲載開始である。

 五月、六月、七月の三ヶ月にわたって連載される。

 森見登美彦氏の小説『四畳半神話大系』およびヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシン・ブルース」に基づく。ようするに明石さんや「私」、小津や樋口氏や羽貫さんや城ケ崎氏という『四畳半神話大系』のキャラクターたちが「サマータイムマシン・ブルース」をやればどうなるか、という素朴な発想である。

 『四畳半神話大系』は十六年前の作品であり、湯浅政明監督によるテレビアニメでさえ十年前。すでに不惑を過ぎた作者としては今さら四畳半世界へ戻るのも気恥ずかしく、「満を持して」などというべきタイミングも逸している。何もかもが手遅れだ。しかし思いついてしまったのだからしょうがない……しょうがないのである……。

 ヨーロッパ企画上田誠氏には「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「ペンギン・ハイウェイ」のアニメ化でたびたびお世話になってきた。今回の企画はいわばその「恩返し」を、遅ればせながら目指したものである。うまくできたかどうかはともかくとして。

 あわせて原典も楽しんでいただければ幸い。 

 とはいえ、原典を知らなくても本作を読むにあたって支障はない。 

四畳半神話大系 (角川文庫)

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四畳半神話大系 Blu-ray BOX

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  • 発売日: 2014/06/18
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