森見登美彦氏、ファンタジーについて語る。

熱帯

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ガラン版 千一夜物語(1)

ガラン版 千一夜物語(1)

  • 発売日: 2019/07/19
  • メディア: 単行本
 

 十一月、森見登美彦氏は、国立民族学博物館西尾哲夫教授とファンタジーについて語るらしい。西尾先生には一昨年の『熱帯』以来、お世話になっている。『ガラン版 千一夜物語』の翻訳も完成したばかり。

 というわけで、詳細は下記をご参照ください。

www.minpaku.ac.jp

 そして今夜はヨーロッパ企画上田誠氏との三度目の生配信である。

 こちらもよろしくお願いいたします。

 

www.youtube.com

 

森見登美彦氏、三度目の生配信をする。

 おかげさまで『四畳半タイムマシンブルース』は着実に増刷を重ね、先日十万部に達したのである。

 とはいえ、あまり得意そうな顔もできない。

 そもそも上田誠氏とヨーロッパ企画による「サマータイムマシン・ブルース」という名高い原作があり、そこへ湯浅政明監督のアニメ「四畳半神話大系」の知名度が加わり、さらに中村佑介氏のイラストレーションが表紙を飾る。登美彦氏ひとりの奮闘努力で成し遂げたわけではなく、目のくらみそうな高下駄を履いている。

 これではなかなか自慢しにくい。無念である。

 ……というような話をするのかどうか、何の話をするのか決まっていないが、9月29日の午後十時から上田誠氏と生配信をする。

 「四畳半タイムマシンブルース」の出版と重版を遅まきながら祝う会。

 お時間のある方は29日に生配信でお会いしましょう。

www.europe-kikaku.com

 ブログでお知らせをするのを怠けてしまったが、下記サイトの「story for you」という企画において、登美彦氏は八月三十一日を担当し、「花火」という掌編小説を書いた。明朗愉快なものを書くつもりが、近年欠乏気味のユーモアを『四畳半タイムマシンブルース』で遣い果たしてしまったらしく、『夜行』を思わせる幻想的なものに仕上がった。

 公開された翌日、登美彦氏が「ちょっとやりすぎたかなあ」とションボリしていたら、めずらしく母親がメールで褒めてくれたのである。

tree-novel.com

森見登美彦氏、遅れに遅れて帳尻が合う。

 今作は八月十一日と十二日の物語である。

 ちょうど今日と明日、作中作外がリンクする。

 というわけで、読むなら今である(だからといって、「明後日以降に読んではダメ」ということはまったくありません)。

 森見登美彦氏がこのようにバッチリのタイミングで本を出せることなどめったにない。それが今作にかぎってどうして可能であったかというと、例によって登美彦氏の執筆が遅れに遅れ、しょうがなく出版を半年延期したからである。延期したらピッタリ夏になった。乗るつもりだった電車に乗り遅れて、「これはもうダメだ」とションボリしていたら、電車のほうも到着が遅れていて、思いがけず乗れてしまったような感じである。

 したがって、威張れることは何ひとつない。

清らかなおっさんたちは清らかな怪獣と化すであろう。

 先日、『四畳半タイムマシンブルース』の増刷が決まった。

 こんなにも早く増刷になるのは小説家人生で初めてのことである。

 出版前、登美彦氏はうじうじと心配していた――もしもこの小説の売れ行きが芳しくなかったら原案者の上田誠氏もションボリの巻き添えになるわけで、さぞかし忘年会は哀しいものになるであろう。我らは涙に濡れつつ冬空に咆哮し、清らかなおっさんたちは清らかな怪獣と化すであろう。寒風の吹きすさぶ鴨川べりは我ら怪獣たちのいるところとなるのだ……Where the Wild Things Are!

 しかし幸いにも、現在の順調な売れ行きは明朗愉快な忘年会を示唆している(コロナの影響には不安があるにせよ)。読者の皆様に感謝いたします。

  さて。『四畳半タイムマシンブルース』の出版にあわせて、「オンライン読書会」なるものが開催される。登美彦氏も初めてのことなので、いったいどんなふうになるのかよく分からないのだが、これもまた、今だからこそできる体験かもしれない。

 ご興味のある方は是非よろしくお願いします。

 https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01dqju113g8jc.html