2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 登美彦氏、トイレの心配をする。

森見登美彦氏は、国際宇宙ステーションが「トイレ壊れる」という未曾有の危機に直面していることを知った。 ただ、「スペース・トイレ」とは壮大な話なので、つい冗談のように感じられてしまう。 「これこそ、対岸の火事というべきであろう!」 しかし、これ…

登美彦氏、うろうろする。

森見登美彦氏の日々の行動を報告しようと思うのだが、五月〜六月にかけてはほとんど机上の戦いに終始しているので、おもしろおかしい出来事が何もない。 「このおもしろおかしくもなさが書くものにまで波及したらどうする!もしくは、もう手遅れかもしれない…

 登美彦氏、大団円を発掘する。

昨深夜、森見登美彦氏は小説宝石に連載中の「美女と竹林」を書き終えた。 大団円であった― と、登美彦氏は一部関係者に吹聴している。 「竹林は我らとともにあり!」

 登美彦氏、現代の本を読む。

森見登美彦氏は帯に言葉を書いた。 今日マチ子氏のマンガである。 どきどきしたのでどきどきしたのだと書いたのだが、 じっさいに本ができあがってみると、 「森見登美彦氏」という帯の文句が、 この美しいマンガの足を引っ張っているように、 思われた。 ふ…

登美彦氏、映像化について考える。

今となっては昔の話である。 桜が散る前のことであった。 森見登美彦氏は凍狂へ旅立ち、講談社というところを訪ねて遊んだ。そのあと、productionI.Gというところを訪ね、「アニメーション」がどれほど手間のかかるものかということを覗き見て恐れ入り、神山…

「asta*」 2008.6

恋文の技術 第十話「伊吹夏子さんへ(失敗書簡集)」