2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧
本日は快晴であった。 登美彦氏は仕事場でうにうにとした後、東高円寺というところに出かけた。 すると、そこでは「第4回読書マラソン交流会・リーダーズフェスタ」なる、お祭りめいたものが開催されていて、大勢の大学生たちが待っていた。 登美彦氏の作品…
森見登美彦氏は予定を睨んでいた。 予定というか締切次郎たちを。 登美彦氏は呟く。 「諸君はどういうつもりか。そんなにいちどきにやってきても困るぢゃないか。もう少しゆったりと考えて来れないものかね?」 十二月から来年春までに、締切次郎たちがぎゅ…
これは森見登美彦氏の手柄ではない、ということがはっきりしている。 したがって、多少自慢げになることも許されるであろう。 ここに登美彦氏は声高に述べる。 アニメ『四畳半神話大系』が、 文化庁メディア芸術際の、 アニメーション部門の、 大賞を、 受賞…
森見登美彦氏の作品の中でも、無益さにかけては他の追随を許さない作品が小型化される。 当初、登美彦氏は「竹を刈る」という斬新なテーマの連載エッセイに挑んだと主張していたが、そのような気配は開巻早々消え失せる。 そこから先に広がるのは恐るべきぐ…
森見登美彦氏の第十子『ペンギン・ハイウェイ』が日本SF大賞をもらうことになった。 この栄誉はあくまで我が子のものであって、登美彦氏などはほんのオマケに過ぎない。だからあまり親がしゃしゃり出て、自慢げにしてはいけないのである。 他の作品とちが…