登美彦氏、ふたたび立つ


 森見登美彦氏はふたたび読書感想文二十年分の大作に取りかからねばならぬ。
 そういうわけで登美彦氏は、愛飲するリポビタンDを飲む飲む。氏は大正製薬のリポビタンDをこよなく愛する正義の人である。


 元気が出そうな味のリポビタンを飲みながら、登美彦氏は言った。
 「立て―元気なき者よ!」
 それから念のために呟いた。
 「諸君、下ネタではありませんよ!」