登美彦氏、時空を歪める


 森見登美彦氏は何を間違ったか、締切をいろいろと重ねてしまった。
 あまりにも締切が重なると、いろいろと宇宙的な問題が起こって、時空がゆがむという。
 登美彦氏はその時空のゆがみを利用して、締切がすべて終わった九月後半へタイムスリップする計画なのだ。
 そうに違いない。


 「サラバだ、九月前半の諸君」
 登美彦氏はそんなことを言っている。