登美彦氏、反乱を鎮圧する


 森見登美彦氏が日々縦横無尽に使っているパソコンがへんてこな動作をし始め、登美彦氏の都合を考慮せずに電源を切ったりするようになった。反抗期であろう。
 登美彦氏は一から性根をたたき直してやろうと考え、再セットアップという禁断の秘技を行ったが、それにまつわる諸々で、大切な日曜日がほとんど潰れてしまった。
 今、切ない夜を迎えるにあたり、登美彦氏は一人ぼっちで涙に暮れている。その姿は逆イナバウアーを思わせる。