登美彦氏、ダルがる


 森見登美彦氏は、仕事・掃除・仕事・洗濯・仕事などのあらゆる日常的営為に対する漠然とした倦怠感、言い換えれば「一生遊んで暮らしたいシンドローム」に悩んで息も絶え絶えであるが、やんぬるかな、一生遊んでは暮らせない。だいたい、そんなに長い間、なにして遊べばいいのかもわからない。