森見登美彦氏は書き物をしているが、また難航しだした模様。
「どうしたことか。新しく書きだすたびに、書き方を忘れてしまう。ようやく書き方を思い出したと思う頃には書き終わるのだ」
登美彦氏は独りでぶつぶつ嘆いている。
その仕事の合間、登美彦氏は、「二○○六年を実り多き年とするために、二○○五年になした数々の事柄を整理し、二○○六年になすべき事柄を一覧表にする」作業*1にも忙殺されている。
「恋するヒマもありゃしない!」
登美彦氏は独りでぶつぶつ嘆いている。
「どうせこの一覧表が完成するころには二○○七年が来るだろう。ひいひい言っているあいだにナイスミドルになってしまう。願ったりかなったりだぞ、諸君!」