登美彦氏、ラジオに出る。


 森見登美彦氏は、本上まなみさんに会ってすっかり有頂天になっていたために、告知することまで気が回らなかった。これはたいへん駄目なことである。
 登美彦氏は本上まなみさんのラジオ番組に登場する。
 東京FMの以下の番組である。


 http://www.tfm.co.jp/hidamari/


 今週の土曜日11:30から、そして来週の土曜日に登美彦氏は登場し、本上さんと『ペンギン・ハイウェイ』及び小説の仕事についてお話をする。


 登美彦氏はラジオ番組の収録というものに初めて登場した。
 関係者以外に見物客もおらず、本上まなみさんと二人きりであったので、「たいへん素晴らしい経験であった」と登美彦氏は語っている(視聴する人のことにまで想像が及んでいないのは、登美彦氏が「電波」というものに疎いためである)。


 そのラジオ収録の際、登美彦氏は本上さんに活動漫画版「四畳半神話大系」のblu-rayディスクを贈り、たいへん喜ばれた。活動漫画版については登美彦氏は懐手して完成を見物していただけだから、「他人のふんどしで相撲を取る」とはこのことである。

 
 四畳半神話大系 第1巻 [Blu-ray]
 
 四畳半神話大系 第2巻(初回限定生産版)[Blu-ray]


 さらに近日、第三巻が発売される。

 
 四畳半神話大系 第3巻(初回限定生産版)[Blu-ray]


 この第三巻の付録に、樋口師匠が徹頭徹尾中身のないことを滔々と語る文章を登美彦氏は書いた。
 登美彦氏渾身の中身のなさと言ってよい。
 無論、特典は登美彦氏が書いた無益な文章ばかりではない。
 これらの映像ディスクのオマケたちと、中村佑介氏の手になるパッケージの豪華さは、毎度登美彦氏の度肝を抜くという。これは関係者の方々の血の滲むような努力の成果である。呆れるばかりである。