登美彦氏、現代の本を読む。


 登美彦氏はしきりに唸っている。
 「おもしろい。でもグロい。しかし、これはおもしろい。恐い。グロテスクでない箇所が、とくに恐い」


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 *気持ちの悪い話がきらいな人は決して読んではいけない。危険である。
 *カタルシスを求める人も決して読んではいけない。もやもやする。