登美彦氏、うめく。


 二月一日、貫禄の大寒波に襲われた登美彦氏は夜空へ叫ぶ。
 「寒い!」


 二月一日、自己責任による多忙地獄に陥った登美彦氏は夜空へ叫ぶ。
 「忙しい!」
 
 
 さらに登美彦氏は独白した。
 「忙しい忙しいと言って回る人間にかぎって本当は忙しくないものだという・・・しかしどう考えても忙しいのだが、忙しい忙しいと言っている私は忙しくないのであろうか。所詮へなちょこ作家ということか!コノヤロウ!」