星海社の編集者H林氏の陰謀によって、森見登美彦氏は前野ひろみち氏と対談することになった。
そのギクシャクした顛末が記載されているのがコチラである。
小説の一部分も試し読みができる。
http://sai-zen-sen.jp/sa/rambo/
『ランボー怒りの改新』に収められた短編はいずれもへんてこな小説だが、ベトナム戦争と飛鳥時代がガムシャラに融合した表題作のほか、登美彦氏としては「満月と近鉄」が好きである。舞台も雰囲気もまったく違うが、『ペンギン・ハイウェイ』に通じるものがある。
それにしても「近鉄」という言葉が小説のタイトルになることはあまりない。
「近鉄に乗ればどこへでもいける。伊勢でも京都でも、満月でも」
なお、登美彦氏の新連載「シャーロック・ホームズの凱旋」の発想は、前野ひろみち氏の短編「ランボー怒りの改新」に基づく。
ここに登美彦氏は前野ひろみち氏に対して深く感謝の意を表する。