森見登美彦氏の第十二子『聖なる怠け者の冒険』の旅立ちの日が近づいている。発売日は5月21日である。
とはいえ、村上春樹氏の作品の出版のようにピッチリした線引きを、登美彦氏の場合に求めるのは酷である。
早まったり遅れたりするウッカリ屋さんもあるだろう。
そのあたりのスケジュール的あやふや感については、
「ぽんぽこのすることだからネ」
「そういうこともあるわネ」
「それにしても登美彦氏ってステキよネ」
などと、やんわりと大目に見ていただければ幸いである。
いっしょに発売されるフジモトマサルさんの挿絵集もぜひどうぞ。
ところで。
単行本『聖なる怠け者の冒険』は、新聞連載版と比べると「ベツモノ」と言うべき変貌を遂げた。挿絵集を見て「こんな話であろう」と総天然色の想像を膨らませて頂くのが、登美彦氏にとっては一番ありがたい。
とはいえ、「挿絵集だけではあまりにも手がかりが少ない!」「ふざけんな!」と仰る方もおられよう。
そういう方は、下記ページから、新聞連載原稿の第一章をお読みください。
「ぜんぜん違いますヨ」
と、登美彦氏は言っている。
朝日新聞出版
http://publications.asahi.com/news/329.shtml
また同ページから、正義の味方「ぽんぽこ仮面」のお面をダウンロードすることも可能である。くれぐれも悪用することなく、世のため人のために活用していただければ幸いである。