登美彦氏、CMを観る。

 
ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)


 森見登美彦氏は暗礁を抜け、締切次郎との和解を図っている。
 怠け者の尻を叩く。ぺちぺち叩く。
 とにかく、書くほかないのである。


 さて、そんなふうに登美彦氏が机に向かって呻吟していると、
 『ペンギン・ハイウェイ』のCMがポコンと生まれた。
 自分の作品のCMなんて、観られる機会は滅多にないのである。
 「ありがたいことです」
 と、登美彦氏は言っている。