万城目学氏が分厚い新刊を出したりするのを横目で見ながら、森見登美彦氏はえんえんと次作の支度をしているのである。
登美彦氏はずっと『夜行』の世界で暮らしている。
夜明けは二度と来ないのではないか――そんな絶望に駆られる。
主観的には怠けているわけではないのだが、客観的には怠けているのであろう。いやになってしまう。
あの万城目氏の新刊のお知らせを当日誌に書くなど筆者としても悔しい。
これはあまりにも新刊が出ない登美彦氏に対する罰である。
どんどん売れるがよかろう!
お知らせが遅くなったが、この本に登美彦氏が文章を寄せている。
映画「千と千尋の神隠し」について述べている。
ハイタウン2016
http://www.europe-kikaku.com/projects/hi-town2016/
それから五月には、ヨーロッパ企画の上田誠氏とトークイベントのようなものをする予定である。
いまでも登美彦氏は、上田氏と京都でときどき秘密の会談をエンジョイする仲だという。そんなときに話しているようなことをフワリと話せればよいが、まだ先のことなので何をお喋りするかは分からないのである。