ずっと昔、森見登美彦氏は「国立国会図書館」というところに勤めていた。はじめの四年は関西館、残りの一年半は東京本館である。
ところで国会図書館の関西館は、「学研都市」という場所にある。
じつは国会図書館に就職するよりもずっと以前から、森見登美彦氏はその学研都市という不思議な街をうろちょろしていたのだった。当時の経験は、登美彦氏の『ペンギン・ハイウェイ』という小説に大きな影響を与えている。
このたび国会図書館から依頼があって、「国会図書館月報」に当時の思い出を書くことになった。かつての職場からの依頼で書くのはナンダカ緊張するというか、こそばゆいものである。
下記のリンクから読めます。
2022年9/10月号
『ペンギン・ハイウェイ』といえば、ちょうど今宵、東京の池袋ではアニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」の特別上映をやっているらしい。
石田祐康監督の新作、「雨を告げる漂流団地」も公開が近づく。
こちらも楽しみである。