雨降り、暑い、ということもあって、
森見登美彦氏は現在あらゆることに対して無気力になりつつある。
ところが八月の終わりには次のような行事が予定されているのだ。
(募集は終了しました)
オーサー・ビジット校外編 作者と語ろう!
「森見登美彦さんを迎えて」
http://www.jpic.or.jp/reading/teens/2015/07/16/103030.html
登美彦氏は呟く。
「その日までにはきっとやる気に満ち溢れた男になる、その日までには――」
果てしてそんなことが可能であろうか。これまでの人生で登美彦氏がやる気に満ち溢れていた期間はほとんどないというのに。