『聖なる怠け者の冒険』予約開始

 
 


 村上春樹氏の新作はたいへんに売れているということである。
 あんなことは登美彦氏には起こるわけがない。
 そう言う人もあるだろう。
 「いやしかし!」
 登美彦氏は仕事場の達磨の目をぐいぐい塗る。
 そして、我が子がおおいに活躍することを祈願する。
 「志をもっと大きく持て!」
 

 ご近所の書店で予約してもらえると、書店の人も出版社の人も登美彦氏もたいへん助かる。出版社の人も「オヤ、こいつはひょっとすると……」と増刷したくなることうけあいであろう。「予約してやってもいいぜ!」という親切な人は予約していただければ幸いである。
 あと、下記でも予約可能である。
 http://www.amazon.co.jp/%E8%81%96%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%80%A0%E3%81%91%E8%80%85%E3%81%AE%E5%86%92%E9%99%BA-%E6%A3%AE%E8%A6%8B%E7%99%BB%E7%BE%8E%E5%BD%A6/dp/4022507861/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1367030766&sr=1-1&keywords=%E8%81%96%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%80%A0%E3%81%91%E8%80%85

 
 さらに。
 フジモトマサル氏による『聖なる怠け者の冒険・挿絵集』もいっしょに出版される。

 

聖なる怠け者の冒険 挿絵集

聖なる怠け者の冒険 挿絵集


 挿絵にコメントする風をよそおいつつ、登美彦氏は連載時の苦闘についてぷつぷつ述べた。
 いやしかし、登美彦氏のコメントなど放っておけ。
 フジモト氏の描く京都がステキなのである。
 じつのところ、新聞連載時の物語を知る手がかりは、もはや挿絵集のみ。
 単行本はお天道様もビックリの改稿をおこなっているからである。


 小説と挿絵集の両方が揃ったときのステキさたるや!
 たるや!たるや!
 登美彦氏は想像するだけで紳士になれるという。