『恋文の技術』の文庫化と時を同じくして、
『文藝』において森見登美彦氏の特集が行われている。
本特集において、登美彦氏はじつにさまざまな個人的情報を放出しており、
「尻の毛まで抜かれて鼻血も出ねえ」という状況である。
収録されている過去の日記は全方位的に阿呆であるが、
「どうかおおめにみてください」と登美彦氏は言っている。
【特集】森見登美彦【新連載小説】
第1回「大草原の小さな家」【学生時代の日記初公開!】
「夜明け前」13歳〜19歳 日記でたどる“作家以前・前途洋洋篇”【盟友・明石氏と初対談!】
「暗夜行路」19歳〜23歳 大いに語る “作家への道・暗中模索篇”
×明石氏【初・全作完全インタヴュー!】
「それから」24歳〜 創作の秘密に迫る“そして道は続く篇”
聞き手:佐々木敦【論考】
森見登美彦×近代文学 千野帽子 森見登美彦氏の文章のノイズに、「近代文学」が挟まっている。
森見登美彦×京都 田中貴子 小さな都市の民俗学
森見登美彦×女子 山崎まどか 乙女とは遠くにありて思うもの