登美彦氏の仕事(10/30)


 最近、筆者の明らかな怠慢から、登美彦氏の仕事をお知らせしていなかった。
 まことに申し訳ありません。
 というわけで、最近の登美彦氏の戦いについて。


小説新潮11月号 「四畳半世界放浪記」
小説新潮 2010年 11月号 [雑誌]
 登美彦氏がyomyomや小説新潮に掲載してきた短編たちについて、嘘なのか本当なのかよく分からない解説のようなものを書いている。この短文を含んだ四畳半的作品集(『ペンギン・ハイウェイ』に続く第十一子)は、2011年1月に発売される予定である。そのために、登美彦氏は机上で踏ん張ることを余儀なくされている。「もう勘弁してほしい」と述べている。


マンガ・エロティクス・エフ vol.66 「あんなにどきどきしたのはなにゆえか?」
マンガ・エロティクス・エフ vol.66
 「今日マチ子のエロス」という特集に登美彦氏が文章を寄せている。今日マチ子さんのマンガにどきどきしたのはなにゆえか?という疑問について、登美彦氏なりに精一杯エロス的なことを書いている。それにしても、あれだけおっぱいおっぱいと書いているくせに、登美彦氏自身の作品は、エロスとはたいへん縁遠いままなのである。おっぱいと露骨に書けばエロスになるわけではない、むしろかえって遠ざかるという分かりやすい例がここにある。


Papyrus vol.33 有頂天家族(第二部) 「天狗の撃墜」
papyrus (パピルス) 2010年 12月号 [雑誌]
 秋に文庫本になった有頂天家族の第二部、終盤である。次回、毛玉たちが一斉にクライマックスになだれこむので、登美彦氏はおそらく毛だらけになるだろう。毎度のことながら毛がからまって難産になるのは目に見えているのである。