登美彦氏が書くときのことを書く


 締切・朝日・次郎をついに亡きものにした喜びをかみしめる間もなく、締切・雑誌・次郎たちの大群(およそ3匹)がやってきて登美彦氏をいじめ、なんとか危機を脱したと思えば、もはやそこには今年上半期最大の敵というべき締切・ペンギン・次郎がまちかまえていたのであった。
 「締切・ペンギン・次郎の向こうには、さらにいろいろな次郎が!しかも危うい!」
 登美彦氏は己のふがいなさに憤って、ふくれざるを得ない。


 悪いことは重なるものであり、「年度末」である。 
 働く社会人にとってきわめて苛立たしい、夢も希望もない季節。
 登美彦氏は苦悶する。
 前門の虎、後門の狼とはこのことであろう。


 こうしてブログを更新しているからと言って、登美彦氏がつかのまの休息を楽しんでいるなどと思ってはならない。にっちもさっちもいかなくなったあげく、あえて求められてもいない文章に心血を注ぐことによって破滅的な衝動を昇華しているかもしれないではないか。そうではないと誰に言えよう。
 登美彦氏のために、このような弁明をしなくてはならない。
 あれこれ気をつかって、日誌を書くのもはばかられるということである。