森見登美彦氏は連載を楽しみに読んでいる。
現代を生きる榎本氏と、若かりし頃の榎本氏が活躍し、代わる代わる尻を出す。
『夜は短し歩けよ乙女』を作った戦友たるロボ編集者・小囃子氏も活躍する。
「本題に入れ」と迫る小囃子氏の追及をかわし、
榎本氏は自在に迷走する。
迷走していてもオモチロイ。
惚れ惚れする。
そしておおむね迷走したまま、1巻は終わる。
登美彦氏は帯のコメントを書いた。
迷走を愛する善男善女は、すべからくこのマンガを読むべきである。
布団の上でグウタラして、「のーん」と呟きながら読むべきである。
「グウタラなんて大嫌い!」と言う人は読まぬがよかろう。