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とはいうものの。
登美彦氏はここしばらく、まったく日誌を更新しないというお馴染みの遊びに夢中になっていた。
微動だにしない自分のブログのかたわらで、こんな風にえらそうにはてな氏に語ったりすることができるというのは、つまり登美彦氏の面の皮が意外にぶ厚いということのあかしでしかない。
ともかく、登美彦氏は「はてな道」を極めたとは、とうてい言い難い。
極めようともしていない。
億劫だからである。
「ブログを開設しているからといって更新しなければいけないと誰が決めた?」
登美彦氏は何か大したことでも言ったかのような顔をする。
ここしばらくいろいろなことがあった。
登美彦氏はサイン会に出かけて多くの読者の方々と交流したり、『夜は短し歩けよ乙女』の舞台を見物に出かけて感服したり、いろいろなことをした。しかしいろいろなことをすると、それだけ日誌を書くのが億劫になる。いろいろなことを書かねばならないからである。では何もなければ書くのかというと、今度は「何も書くべきことがない」と不平を言うのである。
「まことにまことに、『はてな道』は険しいものなり」
と登美彦氏は言っている。