『夜は短し歩けよ乙女3』(角川書店)



 森見登美彦氏が発熱状態からちゃくちゃくと回復しながら、「砂の器」を見て涙でぐしゃぐしゃになったりしているあいだに、琴音らんまる氏はちゃくちゃくと新刊を世に送り出していたのであった。
 
 
 「それにしても毎回表紙が華やかでステキですなあ」
 と登美彦氏は言っている。「並べてみると、いっそうステキですなあ」


 
夜は短し歩けよ乙女 第1集 (角川コミックス・エース 162-2) 夜は短し歩けよ乙女 (2) (角川コミックス・エース 162-3) 夜は短し歩けよ乙女 (3) (角川コミックス・エース 162-4)



 そして我らが森見登美彦氏は、明日のサイン会にそなえて手を握ったり開いたりして、準備運動に余念がない。
 「二百人分もサインするということになれば、もう右手が使い物にならなくなるかもしれぬ。しかし、引き受けた以上はやらねばならぬ。心配なのは、後半のサインがふにゃふにゃにならないかということ。それだけである!そして、ふにゃふにゃになったらゴメンナサイ!」