登美彦氏の作品近況


 森見登美彦氏はたいへん億劫がりであるうえに、忘れっぽい。
 書いたはしから忘れていく。
 書いた作品を予告することも忘れていく。


 登美彦氏はおぼろげな記憶を辿ってみる・・・


 ・asta 2月号 「我が心やさしき妹へ」(恋文の技術)


 ・YomYom 6号 「或る失恋の記録」


 ・小説すばる 3月号 「宵山回廊」(ヨイヤマ万華鏡)


 ・パピルス Vol.17 「南禅寺玉瀾」(有頂天家族


 ・小説宝石 3月号 「腰と竹林」(美女と竹林)


 ・野性時代 4月号 「ペンギン・エネルギー」(ペンギン・ハイウェイ
  ※これは3月発売



 「こうなっているはずである・・・」
 登美彦氏は力なく呟く。