登美彦氏、ぽつんと思う


 森見登美彦氏は、殺伐としたTシャツと、なんだか正体のよく分からないだるだるのズボンで寝るのに飽き飽きして、パジャマが欲しくなった。
 「パジャマパーティしてえ」
 登美彦氏は呟いた。「一人で」


 登美彦氏はパジャマパーティの定義を良く知らない。
 いと哀れなることなり。